若者よ、せめて白票でもいいから投票しよう!
こんにちは、せいなです。
18歳以上に投票権が与えられる初の国政選挙、参院選の投票が10日に行われます。
今回新たに投票権を与えられることになった18歳、19歳の有権者に占める割合は2%だそうですが、何はともあれその投票率に注目が集まりそうですね。
うちの息子は当日部活の試合があり、朝6時過ぎには家を出て帰宅は夜の8時をまわりそうなので投票は難しく、期日前投票を済ませました。
事前に配られた公報を読み、う~ん、う~んと唸りながら「これはアカンやろ」とか「これは単なる理想論や」とかブツブツ言いながら投票に行きました。
そんな息子に以前から私が言い続けていたこと、それは・・
誰に入れたらいいかわからない時は白票でもいいので、とにかく投票に行け!
ということ。
公報を読んでも耳当たりのいいことや難しいことばかり書かれていたり・・で、特に若者は誰に入れたらいいか分からないということが多いのではないでしょうか。
だからつい面倒くさくなって投票に行かない。
また自分一人が投票したところで何も変わらない。
20代の投票率がずっと低かった理由は多分そんなところだと思います。
(個人的にはネット投票が可能になれば、もう少し20代の投票率は上がると予想していますが。)
でもですね、だからと言って投票に行かなければ損をするのは貴方たち若者ですよ・・ということを言いたいんです。
立候補する候補者の立場に立って考えてみましょう。
彼らは自分に投票してほしいわけです。
でもいくら若者にとってメリットのある政策を公約しても、肝心の若者が投票に行かなければそれは票になりません。
逆に60代・70代以上の高齢者の投票率は高いです。
ならば高齢者向けの政策を公約すればどうでしょう?
当然高齢者は自分たちにメリットがあるので、その候補者に投票しますよね。
そうなると必然的に候補者は高齢者の票を狙って、彼らにメリットのある高齢者向けの政策ばかり公約することになります。
高齢者優遇、若者冷遇の政策・・巷でよく言われる所以です。
ここまで読んでいただければ、若者の皆さんがいかに投票に行くのが大切か分かっていただけると思います。
ではなぜ白票でもいいから投票すべきなのでしょうか?
なぜ白票でもいいから、投票に行くべきなのか?
実は白票でも投票所に行って1票を投じれば、それは投票率にカウントされるんです。
20代の人が例え白票であろうとも投票すれば、それは20代の投票率としてキチンとカウントされます。
もちろん自分で選んだ誰かに投票するのが一番いいのは間違いありません。
それは言うまでもないことです。
また白票は無効票になるので、政策には反映されないかもしれません。
でも若者の投票率を上げるという意味では(消極的な方法ではありますが)、投票に行かない・・すなわち棄権よりはずっといいと私は思っています。
また白票というのは、それはそれで「選びたい人が誰もいない」という、それなりの意思表示にもなります。
無効票に占める白票の割合は公表する場合とそうでない場合があるようですが、少なくとも公表された場合はそれなりの抗議票として考えるポイントになるのではないでしょうか。
現に前の東京都知事選は非常に白票が多かったと聞きます。(キチンと確認はとっていないので、記憶違いだったら申し訳ありません。)
それは東京都民なりの意思表示だったのではと思っています。
誤解のないように念のため補足しておきますが、決して白票投票を推奨しているわけではありません。
あくまでも棄権するよりは白票であっても投票しましょう・・というのが趣旨です。
可能な限り、自分にとって最適な候補者にキチンと投票しましょう。
投票日も間近に迫ってきました。
若者の皆さん(もちろんそうでない方も!)、どうか投票に行きましょう。
そして政治家たちに「若者票も侮れないな。もっと若者向けの政策も考えなければ!」という認識をもってもらいましょう。
どうか若者にとって、日本の未来が明るいものでありますように!
毎日部活に明け暮れる息子を見ながら、そんなことを切に願う母なのでした。