せいなの森

バブルを経て、シンプルライフを目指す主婦のつぶやき

本当に聞いてほしい人には届かない? EU離脱のニュースを見て その①

こんにちは、せいなです。

 

イギリスのEU離脱が決まり、為替も株式市場も大混乱になりつつある現在ですが、日本ではまだまだ他人事、対岸の火事として捉えている人が多いのではないでしょうか?
それは仕方のないことですが、果たして本当にそうなのでしょうか?

 

うちの大学生の息子もそんなニュースがあることすら知っているのかいないのか・・そんな状況です。

そんな息子に敢えて言いました。

 

自分には全く関係のない話だと思っているだろうが、実はもの凄く関係があるんだよ・・と。
息子もいずれ就活をする時がくるけれど、今回のEU離脱で円高・株安は必至。
そうなると輸出産業で成り立っている日本の経済には大打撃。
そうなると企業はどういう行動をとるか?
当然コスト抑制のために人件費を抑え、新規採用を控えても全く不思議ではない。

そんなことを手短に話して聞かせました。

 

そこまで言うとさすがに無関係ではないと思ったのか「なんでイギリスはEU離脱したん?」とか、色々訊いてきました。
移民問題その他を簡単に話して、もっと時事問題に敏感になるようにと諭したんですが、分かってもらえたかな?

 

本当に必要な人に情報は届いているのか?

 

今回思ったのは、実は離脱を叫んでいた層の人たちに離脱によるリスク云々の話は届いていたのかということです。

 

政府やマスコミ、専門家たちもリスクは説明していたと思うのですが、聞いていたのは離脱派の人ではなく存続派の知識層ばかりじゃないのかなと思いました。
つまり本当に聞かなければならない人には届かず、今更聞く必要のない人ばかりが聞いてたんじゃないかと。

 

同じようなことが身近にもいっぱいあるような気がします。
つい先日、たまたま就活に関して様々なアドバイスが載った記事を読んだのですが、その筆者は言っていました。
「この記事を読んでる学生にアドバイスは必要ない。これを読んでるということは既に十分就活に対する意識が高いということだから。
むしろ本当に読んで参考にしてほしいのは今これを読んでない学生だ。でもそういう学生はきっとこれからも読まないだろう。」

 

世の中には様々な参考にするべきアドバイスや記事がたくさんあります。
でもそういう記事に目をとめて読むのは、もう十分情報を得ていて敢えて読む必要のない人たちが多いのではないかと思います。
本当に情報を必要とする人たちには届いていないんじゃないか。
そんなことを考えると、とてもはがゆい思いがします。
世の中上手くいかないな・・と、改めて思った今日この頃です。

 


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